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今度は養護老人ホーム

この4月で勤めていたデイサービスを退職し、6月から今度は養護老人ホームへ行くことになりました。

訪問介護、デイサービス、今度で3つ目の介護の形態。

デイから移ろうと思ったのには、まあ、いろいろ理由はありますが、一番大きかったのは、今、まだ体の無理がきくうちに身体介護をしっかりと身につけたかったから。私もそう若くないんで、時間が十分にあるわけじゃないし(^^;)。

訪問は生活援助が主だったし、デイはやっぱり軽度な人が多いんですよ。

主な仕事はレクリエーションや創作活動で、介護での主な仕事は見守り。

もちろん、デイではデイでいろいろなことを勉強させてもらったし、要支援や、要介護1、2の軽度な方とのコミュニケーション等、ほんとにためになったと思ってる。

でも、もう2年も介護に携わってるというのに、私はまだ移乗すら満足にできない。シーツ交換や排泄介助、食事介助、寝たきりの方の入浴介助・・・。何にもできないんだ、と、先日移乗に失敗して、痛感しました。

プロだといえるようになりたいと思う。パートじゃ限界があるかもしれないけど、大抵のことは恐れずできるようになりたい。麻痺の方を目の前にして、「どうやるんだっけ?」とは、いいかげん思いたくない。

だから、本当は特別養護老人ホームに行きたかったんですけどね。一番重度な方が集まるところだから。

でも、今回はそちらは人が充足してるから、と養護の方に配属されました。一応、空きが出たらお願いしますっ、とは言ってるけど。

でも、違う形で2年やってみて、やっぱりこの仕事、好きだなーと思う。

いろんな人がいて、いろんな人生があって、その人生の縮図を見るところだから。

私が今、きゃーきゃー騒いでる京本さんや亀ちゃんだって、いずれは歳をとって、介助を必要とするようになるかもしれない。その時、もしヘルパーさんが来るとしたら、彼らの全盛期を知らない若いヘルパーさんに、「若い頃は歌を歌っててね」とか話すのかなあ。

今、全く歩けなくなったおばあちゃんが、私の手を借りながら、「舞台で踊るのが大好きだったのよ。私があがると声がかかったりしてね」と楽しそうに話す、その姿が、なんだかとても可愛くて。

本当に、とても、楽しい時代だったんだろうなあ、って。

だから、「そうなんだぁ」って聞きたい。「それから?」って続きを聞かせて欲しい。

どんな人生を生きてきたのか教えて欲しい。どんな道を経て、今、ここにいるのか。

ゆっくり穏やかに、過ぎてきた時間を振り返れるように。

もし、何も覚えていなくなってなとしても、何もわからないままに心穏やかでいて欲しい。

認知症のおばあちゃんが、意味のある言葉を全く発せないのにずーっと歌ってる。

聞けば、社交的な方で、老人大学や市のコミュニティとかにもよく出ていたとか。

何にもわからなくなっても、歌が好きなことだけは残っている。なら、好きな歌を歌いながら、最期の時まで穏やかに笑えればいい。

その最期の時間に、寄り添うことができればいい。

こっちも人間なんで、「きーっ」って思うときだって、もちろんあるけど、でも、人生の総仕上げにさしかかった人達とゆっくりした時を共に過ごせたらいいな、と思います。

医者でも看護師でもない、薬を出すことも、痛みをとることもできない私たちの一番の仕事は、もう時間がそれほど残されていない未来を、最後までその人らしく、心穏やかに暮らせるお手伝いをすることだと思うから。

そして、最後に、「特別いいとは思わないけど、まあまあの人生だったんじゃないか」、と思えたなら十分だよね。

後、特養とグループホームは経験したいな。

とりあえず、今度はここで心あらたに頑張りますv

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